創立60周年記念式典

ブラジル広島文化センター

  •  2015年10月25日午前10時から、「創立60周年記念式典」をサンパウロ市のブラジル日本文化福祉協会大講堂で盛大に行った。

     この式典には広島県慶祝団として湯崎英彦知事、平田修己県議会議長、県議員団、日伯友好県議会議員連盟訪問団、松井一實市長、永田雅紀市議会議長、マリリア市と姉妹都市である東広島市の蔵田義雄市長、山下守議会議長、吉田隆行町村会会長、白井孝司広島日伯協会、林秀樹広島神楽会芸術研究所理事長ら総勢65人をお迎えいたしました。

     来賓には、サンパウロ州知事代理のMarcelo Mattos Araujo文化長官、飯星ワルテル連邦議員、西本エリオ州議員、羽藤ジョールジ州議員、野村アウレリオ市会議員、広島出身の中前隆博在聖総領事、那須隆一JICAブラジル事務所所長、県連の本橋幹久会長ら日系3団体代表などが臨席された。

     また、サンパウロ市内および郊外、遠くからはベレン、クリチバ、アラサツバ、プレシデンテ・プルデンテ各支部とポールト・アレグレからの会員が駆けつけ450人がセンターの還暦を祝った。

     当日は村上佳和副会長の開会あいさつから、日・伯両国国歌斉唱、先没開拓者の御霊への黙とうと続き、平崎靖之会長は「祖父母から孫の代までが寄り合える会を目指している。広島で学んで帰った人たちが会の活動を活発にしており、改めて母県からの温かいご支援と会員の奉仕の精神に対し、心から感謝している」と式辞を述べた。

     中前隆博総領事は「センター創立60周年と日伯外交樹立120周年の2つの還暦が重なる大変おめでたい年に、参加できますことを心より嬉しく思います」と祝辞を述べた。

     平田修己県議会議長は「県からは多くの方々が移住され、過酷な環境の中で幾多の困難を乗り越え、確固たる地位と信用を築かれたことは、広島県民の大きな誇りあります」と述べる。

     湯崎英彦県知事は「初めての訪問で大変楽しみにしておりました。皆様方が幾多の苦難を乗り越え、世界第7位の経済大国となったブラジルにおいて、確固たる地位と信用を築きあげてこられましたことは、県民の大きなほこりであり、大切な宝であります」と感謝の意を表した。

     広島県側(県知事、県議会議長、県議会団団長、県議会日伯議員連盟訪問団団長、広島市長、広島市議会議長、東広島市長、東広島市議会議長、町村会、日伯協会会長)とブラジル広島文化センターとで記念品交換が行われ、県側からは厳島神社のしゃもじ、掛け軸、お盆、鬼面、記念Tシャツなどが贈呈され、センターからは小田エウザ会員が描いたバナナとココナツの絵図とメノウ細工を贈呈する。

     県知事表彰では、高齢者13名と功労者4名が表彰され、表彰状と記念品が渡された。高齢者・功労者を代表して落久保博前副会長が謝辞を述べた。

    高齢者:
    鈴木純子、榎木一子、三崎カヅ子、岩見四郎、小原妙子、山根一一、吉本芳江、
    田和瀬淳郎、中森昭七、菅好子、樽本譲治、森岡久美子、沖義春

    功労者:
    大西博巳、落久保博、森永実カルロス、棗田正行

     なお、県費留学生、技術研修員OBの謝辞は大西博巳前会長が「県費留学生制度のお陰で、その後の人生の出発点となった」と謝意を表した。

     閉会のあいさつは重田エウゾ祭典実行委員長の「長時間に及ぶ式典にご協力いただき感謝いたします」とあいさつ。

    祝賀会

     鏡割り後、60周年記念のケーキカットは湯崎知事、平崎会長と大西前会長で行った。乾杯は白井広島日伯協会会長とリオ市から参加した広島系岡村アンジェロ陸軍少将。昼食はブッフェ料理を楽しみ、サンバショーも披露され、会場は400人が終始賑やかな雰囲気につつまれた。母県からの慶祝団との交流と会員との親睦を深めた。

    広島神楽公演

     広島の伝統芸能「広島神楽」の公演会は午後3時から午後5時頃まで同会場で行われ、2階席の半分までがうまるほどの人気ぶりとなった。

     広島県から来伯した神楽団及び関係者ら25名が「紅葉狩り」「八岐大蛇」の2演目(各40分)を、ブラジル神楽グループが「恵比寿」(20分間)を披露。幾重にもまかれた細長い紙で鬼が放つ蜘蛛の糸を表現した場面も見られた。また、来場者に配布されたプログラム資料には日伯両語で演目の解説が施され、日本語の分からない人でも演者の台詞を理解できるように工夫されていた。

     本場神楽公演に魅了され来場者1千人が何度も総立ちになり、公演終了後の会場からは「ビバ(万歳)」の歓声が上がった。その後もブラジルのマスコミ関係者からの質問に橘愛子「ブラジル神楽グループ」コーディネーターが良く理解されるよう丁寧にブラジル語で説明をおこなった。

    「終戦70周年記念広島・長崎原爆ポスター展」開会式

    日時:2015年10月24日 (土) 10:30~
    場所:フンダサン・メモリアル・ダ・アメリカラチーナ 図書館

     記念行事の一環として原爆ポスター展が10月24日~11月6日に開催された。これはブラジル広島文化センター、長崎県人会、ブラジル被爆者協会の3団体共催で、初日に行われた開会式には湯崎英彦県知事、平田修己県議会議長、松井一實市長、永田雅紀広島市議会議長をはじめとした多数の訪問団、ヒロシマ学校生徒80人、その他関係者など200人が参加。

     平崎会長は「原爆の悲惨さを知って、平和を追求してほしい」と挨拶。同館のジョン・バチスタ・アンドラデ理事長は「日本は過去でなく、こういったポスター展等の活動を通して未来を見据えている。平和に国境は無い」と州県を結ぶ活動に感謝を示した。羽藤ジョールジ、西本エリオ両州議員も平和の尊さを述べた。

     広島出身の中前隆博在聖総領事も「数十万人の被害があった広島は、今日活気ある町に復興している。遠くはなれた当地でのこのような活動は大変意義深い」と思いをのべた。

     松井一實広島市長は「私が会長を務める平和首長会議では、世界161か国・地域の6,800を超える加盟都市と共に、核兵器廃絶にむけて、被爆の実相を守り、世界に広め、将来の世代に伝える努力をしており、今後、一層力を注いでいきたいと考えています」と挨拶。

     湯崎英彦県知事は「私は、被爆県の知事として、広島が核兵器のない国際社会の実現に向けた取組の進展に貢献できるよう、国際平和拠点広島構想を取りまとめ、核兵器廃絶と復興・平和構築の取組を包括的に進めており、これからも精一杯取り組んでまいります」と述べた。

     ヒロシマ学校生徒から広島市長へ千羽鶴が贈呈された後、原爆ポスター展示場に向かいテープカットを行い生徒たちと共に記念撮影。

     

    参照資料:サンパウロ新聞、ニッケイ新聞